最重要ルール: 理解できないままAIに作業させない
絶対に守ること

設計書を複数人で確認するまでは実装しない。

どう実装するかを必ず自分で理解してから、Codex に作業させる。

理解できない状態で AI に実装・修正・リファクタを任せない。

  • 要件をどう実現するかを理解するまで、AIに実装を許可しない。
  • 実装後にどのような仕様になるのかを理解するまで、AIに実装を許可しない。
  • 画面・API・DB・バッチ・テストなどの影響範囲を理解するまで、AIに実装を許可しない。
  • 設計書・実装計画書を作っただけで着手しない。複数人確認までを着手条件にする。
  • 決めたこと、採用した方針、採用しなかった理由は必ずドキュメント化する。
  • Codex の調査結果や実装方針で分からない用語、処理、影響範囲があれば、実装前に質問する。
  • 「AIがそう言ったから」で進めない。自分の言葉で、対象ファイル、変更理由、戻し方を説明できる状態にする。
  • 理解できない場合は、Codex に「初心者にも分かるように実装方針を説明して。まだ実装しないで」と依頼する。
判断基準
実装前に「要件をどう実現するか」「修正後の仕様は何か」「どこに影響するか」「失敗したらどう戻すか」を説明できなければ、まだ Codex に作業させないでください。
Token / コスト削減マニュアル

最終更新日: 2026-05-13

1. このマニュアルの目的

このマニュアルは、ChatGPT と Codex を併用する開発現場で、以下を実現するための運用指針である。

  • Codex の無駄な token 消費を減らす
  • 曖昧な依頼や試行錯誤によるコスト増を防ぐ
  • 実装品質を上げる
  • 手戻りを減らす
  • 仕様・設計・判断をドキュメントとして残す
  • ロールバック可能な安全な開発フローを徹底する

重要なのは、Codex を禁止・過度に制限することではない。

改修・保守・既存コード変更では、Codex はメインで使うべきである。

なぜなら、既存コードを読まないと正しい修正ができないからである。

ただし、Codex にいきなり曖昧な依頼を投げると、以下が発生する。

  • 不要なファイル探索
  • 大量の context 読み込み
  • 誤った実装
  • テスト失敗
  • 再修正
  • さらに追加調査
  • ロールバック不能な差分拡大

そのため、Codex を使う前に ChatGPT で仕様・設計・作業範囲を整理し、Codex には実装に集中させる

2. 基本思想

2.1 コストが高いのは「実装」ではなく「迷走」

AI開発で token を大量消費する主な原因は、実装そのものではない。

一番高いのは次のループである。

曖昧な依頼
↓
Codexが広範囲を探索
↓
誤った実装
↓
テスト失敗
↓
追加修正依頼
↓
さらに探索
↓
差分拡大
↓
ロールバック困難

このループを止めることが最重要である。

2.2 Codexの利用を減らすのではなく、Codexの失敗回数を減らす

Codexは改修・既存コード理解・複数ファイル修正に向いている。

したがって、改修案件ではCodexを主役にしてよい。

ただし、Codexに渡す前に以下を明確にする。

  • 何を直すのか
  • なぜ直すのか
  • どのファイルを読むのか
  • どのファイルは触らないのか
  • 既存仕様との互換性
  • テスト観点
  • ロールバック方法
  • 失敗時の対応方針

2.3 理解できない状態でAIに実装を許可しない

Codexに実装を任せる前に、担当者自身が以下を説明できる状態にする。

  • 要件をどう実現するのか
  • 実装後にどのような仕様になるのか
  • 既存仕様から何が変わるのか
  • どの画面・API・DB・バッチ・テストに影響するのか
  • どのファイルを変更し、どのファイルは変更しないのか
  • 失敗した場合にどう戻すのか
  • 設計書を誰が確認し、複数人確認が完了しているか

特に、設計書を複数人で確認するまでは実装しない

また、実装方針を理解できない状態でAIに作業させない。Codexの調査結果や提案内容が理解できない場合は、すぐ実装に進まず、以下のように確認する。

まだ実装しないでください。

この要件をどう実現するのか、初心者にも分かるように説明してください。

出力:
1. 実現方法
2. 修正後の仕様
3. 影響範囲
4. 変更するファイル
5. 変更しないファイル
6. テスト観点
7. ロールバック方法
8. 実装前に人が確認すべきこと

担当者が自分の言葉で説明できない場合、その作業はまだAIに実装させてはいけない。

3. ChatGPT と Codex の役割分担
作業ChatGPTCodex
PDF仕様書の読解
顧客要望・議事録の整理
設計資料の要約
要件定義
実装計画書の作成
既存コードの詳細調査
改修実装
複数ファイル修正
テスト追加・修正
Lint / Format 対応
PR説明文作成
失敗原因の整理
ロールバック×Gitで実施

凡例:

  • ◎: 主担当
  • ○: 補助的に利用
  • △: 必要時のみ
  • ×: 原則使わない
4. 利用シーン別の最適パターン
4.1 新規機能開発

推奨フロー

ChatGPTで要件整理
↓
ChatGPTで仕様書作成
↓
ChatGPTで設計案比較
↓
ChatGPTで実装計画書作成
↓
Codexで実装
↓
Codexでテスト追加
↓
Git diff確認
↓
ChatGPTでPR説明文作成

ChatGPTにやらせること

  • 機能仕様の整理
  • API仕様案の作成
  • DB設計案の比較
  • エッジケース整理
  • テスト観点整理
  • 実装計画書作成

Codexにやらせること

  • 既存構成に合わせた実装
  • 型定義追加
  • テスト追加
  • Lint修正
  • 差分作成

Codexへの指示例

docs/ai-work/2026-05-13-user-invite.md を読んで実装してください。

制約:
- 仕様書に書かれた対象ファイルを中心に確認すること
- 仕様書にないDB変更は行わないこと
- 既存APIレスポンス形式を壊さないこと
- 実装後は指定されたテストのみ実行すること
- テスト失敗時は、すぐ修正せず原因と修正案を報告すること
4.2 既存機能の改修

改修はCodexメインでよい。

理由は、既存コードの構造・命名・依存関係・テストを読む必要があるため。

ただし、Codexにいきなり「この機能を直して」と投げない。

推奨フロー

ChatGPTで改修目的を整理
↓
ChatGPTで仕様差分を整理
↓
Codexで対象コード調査
↓
Codexに調査結果を要約させる
↓
ChatGPTで実装計画をレビュー
↓
Codexで実装
↓
Git diff確認
↓
Codexでテスト
↓
失敗時は分析のみ

ポイント

改修では、ChatGPTにコード全体を無理に貼り付ける必要はない。

代わりに、Codexに以下をやらせる。

まず実装せず、以下を調査してください。

1. 関係するファイル
2. 現在の処理フロー
3. 変更が必要な箇所
4. 変更すると影響を受ける箇所
5. テストすべき観点

まだコードは変更しないでください。

この調査結果を元に、ChatGPTで実装計画をレビューする。

その後、Codexに実装させる。

なぜこの方法が良いか

Codexにコードを読ませる必要はある。

しかし、いきなり実装させる必要はない。

まず「調査だけ」をさせることで、無駄な実装失敗を防げる。

4.3 バグ修正

悪い例

エラーが出るので直して

これは高コストになりやすい。

良い例

まず修正せず、原因分析だけしてください。

入力:
- エラーログ
- 再現手順
- 期待する動作
- 実際の動作

出力:
1. 原因候補
2. 関係ファイル
3. 確認すべきコード
4. 修正方針
5. テスト観点

まだ実装しないでください。

推奨フロー

ChatGPTでエラーログ整理
↓
Codexで関係コード調査
↓
ChatGPTで原因仮説を整理
↓
Codexで最小修正
↓
テスト
↓
失敗したら分析のみ
4.4 PDF仕様書・設計資料・議事録からの実装

PDFや長文ドキュメントはChatGPTで整理する。

CodexにPDF読解や議事録整理をやらせると、実装以外でtokenを消費しやすい。

推奨フロー

ChatGPTでPDF仕様書を解析
↓
ChatGPTで実装仕様に変換
↓
ChatGPTで実装計画書を作成
↓
Codexに実装計画書だけ渡す
↓
Codexで実装

ChatGPTで作る成果物

docs/specs/
docs/ai-work/
docs/decisions/

例:

docs/ai-work/2026-05-13-payment-timeout-fix.md
docs/specs/payment-timeout-spec.md
docs/decisions/adr-2026-05-13-payment-timeout.md
4.5 リファクタリング

リファクタリングはCodex向きだが、最もtokenを使いやすい作業でもある。

範囲を必ず限定する。

悪い例

全体をきれいにリファクタして

良い例

UserService の責務分離のみ行ってください。

対象:
- src/users/user.service.ts
- src/users/user.repository.ts
- src/users/user.service.spec.ts

禁止:
- APIレスポンス形式の変更
- DB schema変更
- 認証処理の変更
- unrelated file の修正

完了条件:
- 既存テストが通る
- public method のシグネチャを維持
- diffが300行以内

リファクタリング時のルール

  • 1回の作業は300行diff以内を目安にする
  • public APIを変える場合は別タスクにする
  • renameだけ、責務分離だけ、型改善だけ、のように分ける
  • テスト追加とリファクタを同時に巨大化させない
4.6 テスト追加

テスト追加はCodex向き。

ただし、先にテスト観点をChatGPTで整理すると失敗が減る。

ChatGPTに依頼

以下の仕様からテスト観点を作ってください。

出力:
- 正常系
- 異常系
- 境界値
- 回帰テスト
- mockが必要な箇所
- 既存テストへの追加方針

Codexに依頼

docs/ai-work/... のテスト計画に従ってテストを追加してください。

制約:
- 実装コードは変更しない
- テストファイルのみ変更
- 既存のテストスタイルに合わせる
4.7 PRレビュー・差分レビュー

差分レビューはChatGPTでもCodexでも可能。

ただし、Git差分を元にする。

推奨

git diff --stat
git diff

ChatGPT向け依頼

以下のgit diffをレビューしてください。

観点:
1. 仕様との一致
2. 影響範囲
3. 破壊的変更の有無
4. テスト不足
5. 命名・責務
6. セキュリティリスク

Codex向け依頼

現在の差分をレビューしてください。
まだ修正しないでください。

出力:
- 問題点
- 修正すべき箇所
- 修正不要だが注意すべき点
- 追加テスト案
5. 標準ワークフロー
5.1 実装前

必ず以下を作る。

docs/ai-work/YYYY-MM-DD-task-name.md

内容:

# AI実装計画書

## 目的

## 背景

## 現状の問題

## 期待する動作

## 仕様詳細

## 対象ファイル

## 変更禁止ファイル

## 実装方針

## 影響範囲

## テスト計画

## ロールバック方法

## Codexへの指示
5.2 実装中

Codexには以下の順で作業させる。

1. 調査
2. 実装計画確認
3. 実装
4. テスト
5. 差分要約

重要:

調査と実装を同時にさせない。

調査だけの指示

まだ実装しないでください。
まず関係ファイルと現在の処理フローを調査し、実装方針を報告してください。

実装の指示

上記の実装方針で進めてください。
対象外ファイルは変更しないでください。
5.3 実装後

必ずGitで確認する。

git status
git diff --stat
git diff

必要に応じてテスト。

pnpm test
pnpm lint
pnpm typecheck
5.4 失敗時

失敗したら、すぐに「直して」と依頼しない。

NG

テスト落ちた。直して。

OK

テストが失敗しました。
まだ修正しないでください。

出力:
1. 失敗原因
2. 関係ファイル
3. 修正が必要な箇所
4. 修正案
5. 追加で読む必要があるファイル
6. Git運用ルール
6.1 作業前に必ずブランチを切る
git checkout -b fix/task-name

または

git switch -c fix/task-name
6.2 作業前の状態を確認する
git status

未コミット変更がある場合、AI作業を開始しない。

6.3 作業後に差分を見る
git diff --stat
git diff
6.4 ロールバックはGitで行う

Codexに「元に戻して」と頼らない。

ロールバックはGitで行う。

全変更を戻す

git restore .

特定ファイルだけ戻す

git restore path/to/file

stagedを戻す

git restore --staged .

直前のコミットを取り消す

git revert <commit-hash>
6.5 Codexにロールバックさせない理由

Codexに「元に戻して」と依頼すると、以下が起きやすい。

  • どこまで戻すべきか曖昧
  • 追加の探索が発生
  • 別の差分を作る
  • さらにtokenを使う
  • 完全に元に戻らない可能性がある

ロールバックはGitの責務である。

7. ドキュメント運用
7.1 なぜドキュメントを書くのか

ドキュメントは単なる記録ではない。

AIのtoken削減装置である。

毎回チャットで説明するとtokenを消費する。

設計資料として残せば、次回はそれを読むだけで済む。

7.2 決めたことは必ずドキュメント化する

会議、設計相談、AIとの調査、レビュー、実装前確認で決めたことは必ずドキュメント化する

特に以下は、チャットだけで終わらせない。

  • 要件をどう実現するか
  • 実装後にどのような仕様になるか
  • 採用した実装方針
  • 採用しなかった案と理由
  • 影響範囲
  • 変更禁止事項
  • テスト観点
  • ロールバック方法
  • 複数人で確認した設計書・計画書の確認結果

保存先は内容に合わせて分ける。

  • 実装前の作業範囲と方針は docs/ai-work/
  • 確定した仕様は docs/specs/
  • 設計判断や方針比較は docs/decisions/
  • 障害原因や失敗分析は docs/troubleshooting/

このルールの目的は、記録を増やすことではない。

次回以降に同じ説明や判断を繰り返さず、AIにも人にも同じ前提を渡せるようにすることである。

7.3 保存場所

推奨:

docs/
  ai-work/
  specs/
  decisions/
  troubleshooting/

用途

ディレクトリ用途
docs/ai-workAI実装計画書・実装前の作業方針
docs/specs仕様書
docs/decisions設計判断・ADR・採用/不採用理由
docs/troubleshooting障害・エラー分析
7.4 AI実装計画書テンプレート
# AI実装計画書

## 1. 目的
この作業で実現することを書く。

## 2. 背景
なぜこの作業が必要かを書く。

## 3. 現状の問題
現在発生している問題、制約、既存仕様を書く。

## 4. 期待する動作
修正後にどう動くべきかを書く。

## 5. 仕様詳細

### 正常系

### 異常系

### 境界値

### 互換性

## 6. 対象ファイル
- `src/...`
- `tests/...`

## 7. 変更禁止ファイル
- `generated/`
- `schema.prisma`
- `package-lock.json`

## 8. 実装方針
1. 
2. 
3. 

## 9. 影響範囲
- API:
- DB:
- UI:
- Batch:
- Test:

## 10. テスト計画

### 実行コマンド

pnpm test

pnpm lint

pnpm typecheck


### 確認項目

- 
- 
- 

## 11. ロールバック方法

git restore .


または

git revert <commit-hash>


## 12. Codexへの指示

この計画書に従って実装すること。
計画にないファイル変更は事前に理由を説明すること。
テスト失敗時は、すぐ修正せず原因と修正案を報告すること。
8. Codex指示テンプレート集
8.1 調査だけ
まだ実装しないでください。

以下を調査してください。

1. 関係するファイル
2. 現在の処理フロー
3. 変更が必要そうな箇所
4. 影響範囲
5. 追加で確認すべきファイル
6. 実装方針案

出力後、実装は止めてください。
8.2 実装
docs/ai-work/YYYY-MM-DD-task-name.md を読んで、実装方針に従って修正してください。

制約:
- 対象ファイルを中心に作業する
- 対象外ファイルを変更する場合は理由を説明する
- 既存API仕様を壊さない
- DB変更は指示がある場合のみ
- 生成ファイルは変更しない
- テスト失敗時は、すぐ修正せず原因を報告する
8.3 テスト追加
実装コードは変更せず、テストのみ追加してください。

対象:
- 正常系
- 異常系
- 境界値
- 回帰テスト

既存のテストスタイルに合わせてください。
8.4 失敗分析
テストが失敗しました。
まだ修正しないでください。

出力:
1. 失敗したテスト
2. 原因候補
3. 関係ファイル
4. 修正案
5. 追加調査が必要な箇所

実装は止めてください。
8.5 差分レビュー
現在のgit diffをレビューしてください。
まだ修正しないでください。

観点:
1. 仕様との一致
2. 影響範囲
3. 破壊的変更
4. テスト不足
5. セキュリティ
6. 不要な差分

最後に、修正すべき点を優先度順に出してください。
9. ChatGPT指示テンプレート集
9.1 PDF仕様書解析
このPDF仕様書を読み、実装に必要な情報だけを整理してください。

出力:
1. 機能概要
2. 実装要件
3. 非機能要件
4. 既存システムへの影響
5. API仕様
6. DB影響
7. エッジケース
8. テスト観点
9. Codexに渡す実装指示
9.2 実装計画書作成
以下の要件から、Codexに実装させるためのAI実装計画書を作ってください。

重視すること:
- 作業範囲を明確にする
- 変更禁止事項を書く
- テスト観点を書く
- 失敗時の対応を書く
- Gitロールバック手順を書く
9.3 Codex調査結果のレビュー
以下はCodexが調査した内容です。
実装前にレビューしてください。

観点:
1. 調査範囲は十分か
2. 実装方針に抜けがないか
3. 影響範囲に漏れがないか
4. 先に確認すべきことはないか
5. Codexに渡すべき最終指示
9.4 PR説明文作成
以下の実装計画書とgit diff要約からPR説明文を作ってください。

出力:
- 概要
- 変更内容
- テスト
- 影響範囲
- レビューしてほしい点
- ロールバック方法
10. 禁止事項
10.1 禁止プロンプト

以下は禁止。

全部見て直して
なんか動かないから直して
いい感じにリファクタして
エラー出た。直して。
このリポジトリ全体を理解して
10.2 禁止行動
  • 作業前にGit状態を確認しない
  • ブランチを切らずにCodex作業を始める
  • 実装計画書なしで大きな修正を依頼する
  • テスト失敗時に即「直して」と依頼する
  • Codexにロールバックを任せる
  • PDF仕様書をCodexに読ませてから実装させる
  • 長い会話で何度も修正を続ける
  • unrelated file の変更を放置する
  • diffを見ずにPRを出す
11. チェックリスト
11.1 Codex実行前
  • [ ] 作業ブランチを切った
  • [ ] git status が clean である
  • [ ] 仕様・目的を説明できる
  • [ ] 実装計画書を作った
  • [ ] 対象ファイルを明記した
  • [ ] 変更禁止ファイルを明記した
  • [ ] テスト計画を書いた
  • [ ] ロールバック方法を書いた
11.2 Codex実行中
  • [ ] まず調査だけさせた
  • [ ] 実装前に調査結果を確認した
  • [ ] 対象外ファイル変更の理由を確認した
  • [ ] 失敗時に即修正させていない
11.3 Codex実行後
  • [ ] git diff --stat を確認した
  • [ ] git diff を確認した
  • [ ] 不要な差分を戻した
  • [ ] テストを実行した
  • [ ] 実装計画書を更新した
  • [ ] PR説明文を作成した
12. チーム運用ルール
12.1 レベル別ルール

新人

  • ChatGPTで仕様整理を必ず行う
  • Codex実行前にAI実装計画書を作成する
  • Codexにはまず調査だけ依頼する
  • 実装後は必ず先輩レビュー
  • ロールバックはGitのみ

中堅

  • 改修はCodexメインで可
  • ただし大規模変更は実装計画書必須
  • PR前にdiffレビューを行う
  • テスト失敗時は分析フェーズを挟む

リード

  • 社内スキル・MCP・テンプレート運用を整備
  • 仕様書テンプレートを管理
  • AI利用コストを定期確認
  • 失敗事例をdocs/troubleshootingに蓄積
12.2 タスクサイズ基準
種別目安運用
小修正diff 50行以内Codex直接可
通常改修diff 300行以内実装計画書必須
大規模改修diff 300行超分割必須
DB変更あり任意事前レビュー必須
認証・決済・権限任意事前レビュー必須
本番障害対応任意記録・ロールバック必須
13. コスト削減の実践ポイント
13.1 最も効果が高い順
  1. 実装前にAI実装計画書を作る
  2. Codexにまず調査だけさせる
  3. テスト失敗時に即修正させない
  4. Gitでロールバックする
  5. PDF・仕様書・議事録はChatGPTで整理する
  6. docsに判断を残す
  7. 大規模改修を小さく分割する
  8. 長いセッションを避ける
  9. diffを必ず確認する
13.2 tokenを溶かす典型パターン
実装させる
↓
うまくいかない
↓
また修正させる
↓
また失敗する
↓
また修正させる

このループを避けるために、失敗時は必ず分析フェーズに戻る。

15. 推奨する1日の運用例
  • 作業タスク確認
  • ChatGPTで仕様整理
  • AI実装計画書作成
  • ブランチ作成
実装前
  • Codexに調査のみ依頼
  • 調査結果を確認
  • 必要ならChatGPTで実装計画を修正
実装
  • Codexで実装
  • テスト実行
  • 失敗時は原因分析のみ
実装後
  • git diff確認
  • 不要差分削除
  • docs更新
  • PR説明文作成
16. まとめ

この運用の要点は以下である。

  • 改修ではCodexをメインに使ってよい
  • ただし、いきなり実装させない
  • ChatGPTで仕様・設計・PDF・議事録を整理する
  • Codexにはコード調査・実装・テストを担当させる
  • 実装前にAI実装計画書を作る
  • 失敗時は即修正禁止、まず分析
  • ロールバックは必ずGitで行う
  • 判断と仕様はdocsに残す
  • token削減の本質はCodex制限ではなく、失敗回数の削減である

最終ルール:

ChatGPTで考える
Codexで作る
Gitで戻す
docsに残す
17. 参考情報
  • OpenAI Help Center: Using Codex with your ChatGPT plan
  • OpenAI Developers: Codex
  • OpenAI Help Center: Codex collection